だいぶ前に読んだビジネス英会話のテキスト(
NHKラジオ講座)に、会社で求人を出したら送られてくる書類(日本の履歴書にあたるものや、自己アピールのための文章)の文章が全然なっていない、今の若者は雑誌やネットしか見ない、大学を出ている若手社員にあらたに文章の書き方を教えないといけない、その教育費が負担になっている、ということが書かれていました。これは日本でも全然、他人事ではありません。大学時代、周りの人達より本を読んでいたほうだと自分では思いますが(図書館はテストの前以外はガラガラだった)、それでも言葉の使い方を知っているとは言えませんでした。
ビジネスの場の礼儀は、実際に社会人として働かないとわからないことが多いのは当然ですが、それにしてもひどいと思われていたかもしれません。それを想像すると冷や汗が出てきます。英語でビジネスをする場合、日本でのビジネスのマナーや進め方とは違うと思いますが、日本人なら日本であるていどはしっかりできないと、英語というかグローバルな場ではもっと難しいと思います。
ビジネス英会話を勉強するよりもまず、日本で新聞や本をしっかり読んだり、今の仕事をしっかりすることがまず大事です。そういうことなくして英語だけ勉強しても、けっきょくは言葉の使い方がわからない、内容がない英語しか使えないのではないでしょうか。英語の勉強は大事ですが、中身がない人にいい仕事はできないので、自分の中身を豊かにすることはもっと大事です。