私は本は英語では読みません。読めたとしてもはやり日本語で読むよりはまだまだ英語力が足りないので理解度が違いますし、読み進めるスピードも断然日本語の方が速いです。
しかし、好きな本は一度日本語で読んでから原作本を読むと意味はわかります。たまに、「ああ、こんな風に言っていたんだ」と気付けるのは大いなる収穫となります。そんな中、私は年配の方が翻訳する文の中で気に入らないものがあります。例えば、英語ではshout up」であるものを、「おだまり」と訳すものです。
女性が言っていたので、確かに「だまれ」はちょっと厳しすぎるなという印象がありますが、それなら別に「うるさい」でも良くないでしょうか。私は翻訳の勉強をしていないのであまり素人が口出しできるものではないかもしれませんが、あれは可笑しかったです。若い学生が使う言葉ではない気がして。
また、日本語には一人称がたくさんあるのですが、主人公がよく「僕」というのが気に入りません。大抵の男子は会話中「俺」と言いますから、現実味が薄れると感じるのです。だから、悪役を「俺様」とか「吾輩」と呼んでいるのも違和感があり、どこか遠くのありえないファンタジーなのだろうなと思います。それはそれで物語になっているのですが、原作ではその違いって出ているのかな、勝手に翻訳家がイメージで付けているとしたら嫌だなと思います。若い翻訳家さんがたくさん出てきて、今現代の時代にあった訳をしてほしいです。